

驚くべきことに、フライング・ロータスがBrainfeederを設立してから18年もの間、Thundercatやカマシ・ワシントンらを擁するこのレーベルから、プロデューサー兼作曲家である彼自身の作品は一度もリリースされていなかった。それがついに変わる。長らく待たれていたBrainfeederからの第1作目となる本作『BIG MAMA』は、彼が初の長編映画『ASH』の監督/スコア制作のためにニュージーランドで2か月間隔離されていた時期に生まれた。一続きの作品として構成されたこの13分のEPは、跳ねるようなブレイクビーツ、暴れまわるようなキーボード、そして時折挟まれる悪役のような笑い声など、カートゥーン的な過剰性を徹底的に押し出している。作品のカバーアートはChristopher Ian Macfarlaneが手掛け、その世界観をいっそう際立たせている。また、フライング・ロータス自身が監督した短編映画も一連のアート作品として公開された。