Bloom

Bloom

一曲一曲が組曲のように聴こえてくる構成も秀逸な通算4枚目のアルバム。オープニングトラック"Myth"は、前作よりも生の打楽器を大きく導入し、格段にスケールアップした壮大な神話世界が本作で実を結んだよう。1980年代英国ロックを思わせる耽美(たんび)なサウンドプロダクションもうまくはまり、非常に統一感のある作品に仕上がっている。Victoria Legrand操るビンテージキーボード、Alex Scallyのエレクトリックギター、どちらのサウンドパレットも今まで以上にカラフルで、まるでたなびくオーロラを頭上に見るような夢心地のアルバム。"Lazuli"や"New Year"で聴くことのできる重層的なコーラスなど、彼らの音楽性が一段階上で統合された傑作といえる。

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