BE CLASSIC (Special Edition)

BE CLASSIC (Special Edition)

JO1

「世代を超えていくものを体現したいという僕たちの思いを込めました」。JO1の與那城奨は、グループ結成5周年を記念した作品『BE CLASSIC (Special Edition)』についてApple Musicに語る。2025年、ワールドツアーを成功させるまでに成長を遂げたJO1。けれども、その道のりは決して平坦なものではなかった。特にデビューした2020年当時は、コロナ禍により厳しい状況が続いたと川尻蓮は振り返る。「人生って思い通りにいかないことがほとんどだと思う。コロナのような予測できないことも起こるし、だからこそ、それを乗り越えてライブができた時のうれしさもすごく大きかった。良いことも悪いことも、この5年間は予想をはるかに超える出来事の連続でした」 本作はベートーヴェンの「運命」を再解釈した「BE CLASSIC」でドラマチックに幕を開ける。「“CLASSIC”には、価値を失うことなく世代を超えていくという意味がある。JO1はまだ5周年。これからやるべきことは多く、活動を通して見てくれる人たちにとって常にアイコニックな存在であり続けたいという強い思いで歌って踊ってます」と與那城は語る。今回は11人を3グループに分けたユニット曲も収録。「EZPZ」は川尻蓮、佐藤景瑚、豆原一成、「Hottie with the Hot Tea」は川西拓実、木全翔也、金城碧海、「Be There For U」は與那城奨、白岩瑠姫、河野純喜、大平祥生、鶴房汐恩が参加した。「いつも11人一緒にいるからこそ、ユニットでステージに出ると『この編成もカッコいい!』という高揚感が生まれ、そこからまた11人で集結するとさらに盛り上がる。ライブでその演出をできるのが僕らの強みだと思います」と與那城は胸を張る。 川尻、河野、木全が作曲、JO1メンバー全員が作詞に参加したJO1初のファンソング「Bon Voyage」や、デビュー曲「無限大」の再録版など、グループの軌跡をたどる9曲が並ぶ。ラストを飾るバラード「飛べるから」は、2022年のオリジナル発表当時は活動を休止していた金城も参加し、11人で歌うバージョンが収録された。「この先の道も簡単じゃないことは分かってるけど、乗り越えてさらに強いグループになりたい」と誓う與那城と川尻に、ここからはいくつかの楽曲を解説してもらおう。 BE CLASSIC 與那城:初のワールドツアーの韓国、ソウル公演にて初披露しました。特徴的なイントロが始まった瞬間、観客の皆さんが息をのんで見守ってくれているのが伝わってきて、改めてすごくインパクトのある、いい曲だなと感じました。ワールドツアーでは海外にもたくさんのJAM(JO1のファンの愛称)がいて、僕たちをずっと待ってくれていたことを実感したので、これからもJO1をもっと知ってもらえるような活動をどんどんしていきたいです。 EZPZ 川尻:“おちゃのこさいさい、朝飯前”を意味するキャッチーなタイトルが気に入っています。歌詞に耳慣れない言葉が入っているので「おお、なんだこれ」とフックになってくれる曲だと思う。この3人(川尻、佐藤、豆原)はダンスを生かせるユニットとして、振付師さんと「この意味を込めた動きを入れたらどうか」などセッションをしながら振り付けやステージ演出を考えました。“おちゃのこさいさい”をダンスで表すのはすごく難しいけど、それを余裕でできちゃう僕ら、という曲。このスキルが僕らのクラシックです。 Be There For You 與那城:まったく踊らずに歌で魅せるユニット曲。僕はONE OK ROCKさんのようなロックバンドが好きなので、今回ユニットを組む話が出た時からロック調の楽曲を歌いたいと思っていました。これまでのJO1にはなかった曲調だけど、5周年というタイミングで歌う姿が自然と想像できた。「BE CLASSIC」では低音でラップしている(鶴房)汐恩が、この曲ではすごくきれいな歌声を聴かせるなど、ユニット曲ではメンバーそれぞれの新たな一面や強みが見られると思います。 Bon Voyage 與那城:トラックは1年以上前に、3人(川尻、河野、木全)で遊びで作っていました。「このドラムのリズム良くない?」「ライブの最後にみんなで歌ったら楽しい感じの曲になりそう」と話していたことから着想を得て、“良い旅を、いってらっしゃい”という意味のタイトルを付けました。そして今回ベストアルバムを作るとなった時に、この曲を使おうということになり、せっかくなら歌詞はメンバー全員で書こうと決めました。節目となる5周年に、全員で言葉を紡いで未来を歌うのはすごく粋だと思います。 無限大(INFINITY) 2025 川尻:オリジナルバージョンと聴き比べたらめちゃくちゃ面白かった。みんなの声が大人になっている上に、経験を重ねる中でスキルが身に付き、やりたい表現をアウトプットできるようになってきてるので、ちゃんと新バージョンのトラックに合わせた歌い方をしている。それが伝わってきて、すごく成長を感じます。 與那城:最初のレコーデイングはみんな苦戦したことを今でもよく覚えてる。当時(河野)純喜が「高音パートがきつい」と言ってたけど、今回のレコーディングでは「もう余裕だね」と(笑)。 僕は今回あえてオリジナルとどれだけ変えずに歌えるかを試してみたんですけど、言い回しや歌い方を変えてるメンバーもいて、「あっ、それもありだったな」と思いました。そんな表現の違いも楽しんでください。 飛べるから 與那城:初の有観客ライブを開催したのは、まだ(金城)碧海が休んでいる時期でした。あの経験があったからこそ、今回11人で歌うことが、僕らとJAMにとってすごく大きな意味を持つと思っています。これまでのいろんなことを想起させる曲になりました。

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