BAD HOP

BAD HOP

2014年、双子のT-PablowとYZERRを中心に、Tiji Jojo、Benjazzy、Yellow Pato、G-k.i.d、Vingo、Barkの8人のラッパーで結成された川崎のヒップホップクルー、BAD HOP。日本におけるフリースタイルバトルの盛り上がりやトラップ以降のフロウのイノベーションにいち早く呼応し、地元の過酷な環境をバックグラウンドに持ちながら、日本の頂点に登り詰めた。そして2023年、彼らはクルーの解散を電撃発表。本作『BAD HOP』は、2024年2月19日に行われる解散ライブ『BAD HOP THE FINAL at TOKYO DOME』を前に発表したラストアルバムだ。 「自分たちが音楽をきちんとやり始めてから10年。最初は何をどう進めればいいのか分からなかったんですけど、セルフプロデュース、インディーズという形で少しずつやらせてもらって、東京ドームのライブの前に最後の作品をお届けできたのは、自分としてもやり切ったなという感じがします」と、ラッパーのYZERRはApple Musicに語る。アルバムの幕明けは、8年ぶりにメンバー全員で臨んだというマイクリレーがクルーの目覚ましい進化を見せつける「TOKYO DOME CYPHER」。そして地元である池上町から高みを目指してハングリーなスピリットに立ち返る「IKEGAMI BOYZ (feat, Bark, YZERR, Tiji Jojo & T-Pablow)」や、最高の瞬間が終わっても受け継がれるDNAに思いをはせた「Last Party Never End (feat. Tiji Jojo, YZERR, Vingo & Yellow Pato)」、最後のライブを前に魂を燃やす「Locker (feat. G-k.i.d, Tiji Jojo & YZERR)」など、メンバーが入れ代わり立ち代わり登場して渾身のスピットを決め、解散までのタイムリミットが迫る中、湧き上がるさまざまな思いをハードに、そしてメロウに歌う。 「自分たちが今まで影響を受けてきた音楽だったり場所だったりを現地で直接感じながら、メンバーみんなできちんと気合を入れて作ろうと思いました」。ニューヨークではノトーリアス・B.I.G.や2Pacが名曲を生み出したスタジオで制作。アトランタでは、プロデューサーたちがヒット曲の研究をしているという有名なストリップクラブとスタジオを行き来しながら、そこで感じた雰囲気を作品に落としこんだという。川崎から続く未踏の「Champion Road」を自ら切り開きながら、彼らはいばらの道の先にある王座に付く。YZERRは言う。「メンバー8人でアルバムを作るのが最後ということもあって、本当に自分自身の人生すべてを詰め込んで制作に取り組みました。悔いが残らないように、この10年間の自分たちの集大成のようなアルバムになっていると思います」

その他のバージョン

BAD HOPのその他の作品

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ