Yacht Club

Yacht Club

JJJ

2013年のヒップホップシーンに大きな衝撃をもたらした3人組、Fla$hBackSの一翼を担った川崎出身のラッパー/プロデューサー/DJによるファーストアルバム。Fla$hBackSのFEBBとKID FRESINOに加え、MONJUの面々や、YOUNG DRUNKERのMUTA、当時14歳のKIANO JONES、フランス人シンガーのTaha Vanilla、RIP SLYMEのSU、「wakamatsu」のコーラスに参加したACOら多彩なゲストを迎えている。JJJは本作で、The HeatmakerzやSKI BEATZ、MonstaBeatzらの影響を独自のスタイルへと昇華。「vaquero!」や「I.C.U.」ではギターサウンドを、「wakamatsu」にはジャパネスクなテイストを取り入れながら、制作当時の研ぎ澄まされた心情を楽曲に投影している。また、サンプリング主体のビートは、音の歪みを生かしたD.O.I.のミキシングによって独創性が一層際立っている。自身のラップには、エヴィデンスやISSUGIからの影響もうかがえるが、ビートを縫うようなノリ重視のフロウと抽象的なリリックによって、シーンに爪痕を残そうとするなかで心に渦巻くいら立ちが鮮明に描き出されている。鋭利なビートと言葉が一体となり、孤高の表現世界を見事に具現化している。