スタッフメモ いきなりのノイジーな展開に驚くが、そんな冒頭からして、まるで青空の下に飛び出さんばかりの躍動感に満ちている。2001年発表の3作目で、バンドと共同のサウンド・プロデュース役に亀田誠治を招いている。それ以前はややボンヤリ・フワフワしたようなイメージのバンドだったが、本作では、スマッシュ・ヒットを記録したシングル "サラウンド" をはじめ、音のイキイキとした仕上がりにその亀田効果が如実に現われているのだ。クラムボンはピアノ中心のトリオという編成でありながら、ここではストリングスや電子音、さらにSEなどそれ以外の演奏や音色も数多く使い、こうしたアプローチを変幻自在の音作りに向けて結実させた。そんな中で晴れやかに、また繊細にも響く原田郁子のヴォーカルの存在感はじつに大きい。誰かを思う強い感情を描いた "恋わずらい" や "残暑" では、彼女の世界がたっぷり。またセンチメンタルな "ララバイ サラバイ" はファンに最も親しまれる大切な曲として定着していった。最後のタイトル曲は、ジャズ的な静けさと優しさが漂うミト作曲のインスト。クラムボンにおいてもポップな手応えが強いが、エモーショナルな歌心と野心的なサウンドの指向性がしっかりと合致を見せているのが何よりも素晴らしい作品だ。

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