

Serge Gainsbourgを父に、ジェーン・バーキンを母に持つシャルロット・ゲンスブールのサードアルバム。プロデューサー/作曲に独自のサウンドを展開する人気アーティスト、ベックを迎え、音数を抑制したタイトなサウンドプロダクションを展開しつつもささやくような歌声をより際立たせたカラフルな一枚。気だるい雰囲気が漂う"Irm"や、グランジーな"Trick Pony"、サイケデリックな"Me and Jane Doe"など、新たなアプローチを曲ごとに絶妙な起伏とバランスで見事に並べるセンスの良さは相変わらず。可憐なムードを存分に引き出しながらも、ベックとの共作となったブルージーなバラード"Heaven Can Wait"も見事に歌いこなす音楽性の幅広さも披露した意欲作。