STOP JAP

STOP JAP

過激なパフォーマンスで話題を集めていたTHE STALINのセカンドアルバムにしてメジャーデビュー作。本作のリリースを機にさらに注目度を上げ、1982年当時のロックシーンの台風の目となった。1分未満の曲も含む演奏は実にタイトで、このスピード感と爆音は大きな衝撃を持って迎えられた。制作時にボーカルの遠藤ミチロウはセックス・ピストルズを意識したとのことだが、そこにハードコアパンクの強度も宿っていることで全曲において緊張感が充満。特に「ロマンチスト」は日本のロック史に残る一曲として知られる。また「STOP JAP」に代表されるように歌詞には日本という国への視点が込められており、その鋭い批評性も見逃すことができない。唯一の5分以上の曲であるラストの「ワルシャワの幻想」では、歌詞には町田町蔵率いるロックバンドINUの、サウンドはUKのパブリック・イメージ・リミテッドからの影響がうかがえる。アルバムはオリコンチャートのトップ10に入り、当時のパンクバンドとしては異例のヒットを記録。その後も長きにわたり、時代を超えた名盤として評価されている。