世界中の注目を集めるスーパースター、テイラー・スウィフト。自身の誕生年をタイトルに冠した通算5枚目のアルバム「1989」は、それまでのキャリアにおいて最大の異色作でありながら最大のポップ作品となった。オープニングトラック"Welcome To New York"に象徴されるように、そのサウンドは自らのルーツであるカントリーを大きく離れ、1980年代のエレポップを思わせるメインストリーム路線へと移行。前作「Red」でもポップ化は見られたが、ここに来てまた大きく突き抜けた。この新路線が見事に成功し、圧倒的なセールスで世界中のチャートを制覇し、その存在感を不動のものとした歴史的名作と言えるだろう。
- 2017年
- KELSEA BALLERINI
- ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー