

誰もが共感できる日常的なテーマを、洗練されたソウル/ファンクを通して独自の角度から描く17作目のアルバム。2021年に堀込高樹のソロプロジェクトとなって以来3作目となる本作は、弾き語りツアーをきっかけに生まれた「歌とギター (Remix)」が象徴するように、メロディや言葉がますますシンプルに研ぎ澄まされている。進化するトイレから日本社会を風刺する高速ソウルチューン「flush! flush! flush!」、“貴様と俺”のしょっぱい時間を切り取る「デートの練習」など、批評眼とユーモアの鋭さは、まさに堀込高樹ならでは。『TOWN BEAT』というタイトルの通り、街のリズムを刻みながら、人間社会の複雑な構造を浮かび上がらせる。また、セルフカバーとして、2021年にV6へ提供した「素敵な夜」、2017年に『アイドルマスター』シリーズへ提供した楽曲を小田朋美が歌う「LEMONADE」を収録。近年のKIRINJIのライブに欠かせない存在となった小田は「ルームダンサー」でも涼やかな歌声を響かせている。