’s travelers

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「今回は僕がアルバムのプロデュースをやりたいと立候補しました」。Travis Japanの松倉海斗はサードアルバム『's travelers』についてApple Musicに語る。2025年は、セカンドアルバム『VIIsual』を携えたツアーで世界中を巡った7人。そのツアーを通じて、Travis Japanが今届けるべきものが明確に見えてきたと松倉は明かす。「僕らの強みは、幅広いジャンルを表現できること。今回はいろんな時代を旅して、各年代のジャンルをTravis Japanらしく表現するアルバムを作りたいと考えつきました」。タイトルは“ストラベラーズ”と読み、その語感が“ストロベリー”に似ていることから、カバーアートにはイチゴ形のタイムマシーンに乗り込んだ7人が描かれた。こうしたアイデアもすべて松倉が考案し、松田元太は「ロマンチストなまちゅ(松倉)ワールド全開」と称賛する。 壮大なSF映画のオープニングを思わせる「’s travelers -Opening Theme-」で始まり、「Disco Baby」では1970年代、「Welcome To Our Show Tonight」では1950年代、「Diamonds」では2000年代、「Forever Blue」では1990年代と、本アルバムではさまざまな時代が楽曲によって呼び起こされる。タイムマシーンに乗り込んだ7人はリスナーの手を取り、軽やかなステップで時空を超えていく。 今作は松倉がプロデュースを手掛けたが、実は他にもアイデアを温めているメンバーがいる。特技も性格も異なる7人だからこそ、アイデアは尽きない。「夢や展望を話し合うために、7人でしょっちゅうごはんに行ってる」と松倉が語れば、「深いところまで話せる間柄。本当にこのグループが好き」と松田も心からの思いを口にする。互いを理解し合う関係性があるからこそ、彼らの表現はさらに自由になる。ここからは松田と松倉の2人に、いくつかの楽曲を解説してもらおう。 's travelers -Opening Theme- 松倉:コンセプチュアルなアルバムにしたくて、これまでやったことがなかったオープニングテーマを加えたら面白いんじゃないかなと考えました。最初は音楽だけの構成だったけど、もっとギミックを盛り込みたくなり、時空を飛び越える瞬間を表現する効果音を入れたことで、より一層世界観が広がりました。 Disco Baby 松田:1970年代のポップな明るさがたっぷり詰まった、レトロでおしゃれなダンスチューン。ミラーボールがキラキラ輝くようなイメージです。 松倉:これまで触れてこなかったディスコミュージックに挑戦し、そこに僕ららしい幸福感を混ぜ合わせました。ミュージックビデオにも僕のイメージを反映してもらい、海外映画で憧れていたハイスクールのプロムの世界観を取り入れました。 Welcome To Our Show Tonight 松倉:僕たちがずっとグループの持ち味として表現してきたスウィングジャズのテイストです。今回のアルバムでも、“This is Travis Japan”というきらびやかな世界を見せたかった。 松田:メンバーの歌い方も、背筋がちゃんと伸びてタキシードが似合うような雰囲気。まちゅがイメージをみんなに共有してくれて、共通意識を持ってレコーディングに向かえました。 My Bestie 松倉:僕たちはジュニア時代からデビューを目指し、アメリカ留学中には共同生活も経験しました。そんな自分たちの“7人で一つ”というメッセージを込めた曲。“トゥントゥントゥン”といった効果音もユニークで、よりダンサブルにパフォーマンスで表現できると思いました。 松田:この曲を色に例えると、パキッとした色ではなく、グラデーションのよう。うっすらとモヤがかかった中で、さまざまなものを想像できる幻想的なイメージが好きです。 Forever Blue 松倉:1980~90年代のJ-Pop、例えば中西保志さんの「最後の雨」に通じるような空気感を持つバラード。「Forever Blue 君色に染まる」といった歌詞もすごく真っすぐでピュアなので、すっと心に入ってくるんじゃないかな。