

「みんなに聴いてもらえる曲と、私が好きだから出すっていう曲、いろんなのが集まった5曲になっています」。21歳となったLANAは、単独アリーナツアーを目前に控えて発表したEP『Like a Flower』についてApple Musicに語る。「私は基本的に思いつき人間なので、いきなりテーマは“華”でいいじゃんって。その次の日に漢字の“華”のタトゥーを入れました。お花は母が好きだったり、近いところにずっとあって、花で人間を例えるのがすごくやりやすかった。枯れたり咲いたり、嫌なこと言ったら枯れるし、ずっと気にかけてあげないといけない。そういうところを全部くっつけて作品にしました」 制作過程では「前回よりも貪欲にやりたいことをやった」とLANAは振り返る。「もちろんみんなに聴いてもらって、多くの人に届かないとLANAっていう人の知名度が上がらないし、そうしないとやりたいことがやれない。やりたいことをやれるまでってすごく苦しいというのは誰にもあると思う。そんな中、今までで一番やりたいことをやったんじゃないかな。入れたい音を入れたり、自由にできた感じがします」。スケールアップしたLANAらしさを高らかに体現する「華」から、グランジのスピリットが宿る挑戦的な楽曲に美しい花を咲かせる決意を込めた「Like a Flower」、地元湘南と米国ウエストコーストサウンドを重ねた「Summer Ride (feat. ¥ellow Bucks)」まで、クリエイティヴィティの自由を謳歌した本作は色とりどりの花が咲き誇る。アーティストとして未来に向けたポジティブな歩みが刻まれた本EPについて、ここからは本人に全曲を解説してもらおう。 華 自分もアリーナツアーがあるし、いろんな人のライブを観ているけど、やっぱりBeyoncéはパワフル。この曲はそんなBeyoncéを見て作り始めました。燃え上がる炎が見えるような、こういうパワフルな曲が個人的にめちゃくちゃ好きで、作っている時は楽しかった。ドラムロールからバーンっていうのは花が咲く瞬間のイメージです。住宅街を歩いていたら、小学1年生が持って帰ってきて育てているんだろうなっていうアサガオの鉢植えを見かけて。1年生~花~人間~大人がつながっているみたいな、そこに感じたエモさをリリックに反映しました。 Like a Flower この曲は自分のチーム、いつもやってくれてる人と一緒にいる時に全員で作ったんで、みんなの“好き”が出ている感じがします。「ニルヴァーナ系ね、うん」って言ってました。リリックは花が散っていく、消えていくっていうイメージで進めていて、最初はネガティブな歌だったんですけど、プロデューサーの「こういうふうに持っていったらいいんじゃないか」みたいなポジティブなアイデアが加わって完成しました。みんな一人じゃないから、そうやっていろんな人の言葉が加わった曲がみんなに届いて、それ以上に素敵なことはないと思う。 Ain't Money Only 用事で外に出て向かっている途中で、STAR BANDZっていうすごい若い海外のラッパーの曲を聴いて。その曲のプロデューサーがBankroll Got Itだったので、すぐマネージャーに電話して「Bankrollとやりたいから、連絡してほしい」って伝えました。その後、動画サイトで見つけたタイプビートでわーっとラップして、20分くらいでできたものをBankrollに送って今の形にしてもらいました。私は自分の耳にも届いてない炎上がありすぎて、心配されたりもするんですけど、この曲のリリックでは「勝手に炎上私はenjoy」って書いたり、言葉遊びが楽しかったです。 All My Pain 私、1、2か月以上リリースを空けたことがないんです。3年ぐらいずっと走ってて、武道館ライブが終わったから、「ちょっと休んでいい?」って言って休んだのがだめだったみたいで。まだ目標はもっともっと遠くにあるけど、1個終えた気持ちに一瞬なっちゃって書いた曲です。(サウンドプロデューサー)ZOT on the WAVEさんは最初からずっとやっていただいてるので、「こういうアイデアがあるから好きなようにお願いします」って感じでお願いして、返ってきたのがこの曲。振り返ると、もがきながらもリリックを書いてる時はたぶん楽しかったと思います。 Summer Ride (feat. ¥ellow Bucks) 湘南はインパラとか、チカーノ、ローライダーとか、車は周りに普通にあるし、(雰囲気が)沖縄とか湘南はちょっとLAに近いかなって、勝手に思っていて。湘南はよくも悪くも本当に私を作り上げた場所。この曲では地元のウエストサイドみたいなイメージを歌いました。そして、このサウンドにBucksくんが乗っかってるイメージがあったのでお願いして。「やりたい」って言ってもらえて、制作はめちゃくちゃスムーズでした。