

「Obscured by Clouds」が専用マスタリングApple Digital Mastersで登場。 1972年初頭、アルバム「The Dark Side of the Moon」の制作途中だったピンク・フロイドが制作を一時中断し、Barbet Schroeder監督の映画『La Vallée』のサウンドトラックとしてたった2回のセッションでレコーディングした作品。緻密なアレンジが光る“Wot’s . . . Uh the Deal” や、童謡のような“Free Four”、そしてダークなシンセが複雑に重ねられた“Childhood’s End”には、やがては「The Dark Side of the Moon」へとつながる軌跡の始点が垣間見れる。詞の深み、デヴィッド・ギルモアの空を駆け抜ける様なギター、リズムセクションのグルーヴなど、すべての要素が完璧に絡み合い、短い制作期間とは思えない完成度を誇る。 この時点でピンク・フロイドはすでにロックバンドとしての成功を収めていたが、この作品以降、より威厳のある絶対的な存在としての地位を不動のものにしていった。