ショパン: ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11

ショパン: ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11

知性と感情のバランスを絶妙に保ちながら、ショパンが楽曲に込めた深い思いと言葉にならない物語を描き、リスナーの心を揺さぶる。角野隼斗は2021年に開催されたショパン国際ピアノコンクールにおいてセミファイナリストとなり、国際的な知名度を高めた。本作はそのおよそ1年後に大阪のザ・シンフォニーホールでライブ録音された。共演はグラミー賞にノミネートされたこともある名指揮者、マリン・オールソップとポーランド国立放送交響楽団。演目は『ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11』。第1楽章では開始後4分に初めてピアノが音を発すると、角野のダイナミックかつドラマチックなパフォーマンスが一気にオーディエンスを引き込んでいく。穏やかで流麗な第2楽章では、きらめくような音色と詩的な表現が一層の際立ちを見せる。そして、終楽章では、オールソップが導き出すリズムと角野のよどみないフレージングが相まって、めくるめく音世界を作り出している。

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