

1977年3月、イギリスのパブロックを代表するミュージシャンのニック・ロウをプロデューサーに迎えたシングル"Less Than Zero"でデビューしたエルヴィス・コステロ。その2か月後に発表した"Alison"は名バラードとして多くの人に愛され続けている。デビュー当初はパンク色の強い楽曲が多く、怒れる若者と呼ばれていた。1980年代に入ると人気も急上昇し、カントリーなどを取り入れたアルバムを作るなど自らの音楽の幅を広げていった。1989年、代表曲のひとつでポール・マッカートニーとの共作曲でもある"Veronica"が大ヒットし、後に日本の情報番組のテーマ曲にも使用された。ロックをメインにしながらも、ジャズミュージシャンとの共作やクラシックのレーベルからの作品リリースなど、常にジャンルにとらわれない活動を行っている。