はじめての ファッツ・ウォーラー

はじめての ファッツ・ウォーラー

1943年に39歳の若さで世を去ったが、後世に大きな影響を与えたジャズピアノのパイオニア、ファッツ・ウォーラー。ニューヨークで生まれ、ジェームス・P・ジョンソンからストライドピアノを学んだ。1922年に18歳でレコードデビューしハーレムを拠点に活動、タテノリのストライドピアノにスイング感を加えた、現代のジャズの原点となる演奏スタイルを確立した。教会音楽の伴奏楽器だったオルガンをジャズに持ちこんだ先駆者でもあり、作曲家としても "Ain't Misbehavin'" や "Honeysuckle Rose" などのスタンダードナンバーを残した。ハーレムスタイルと呼ばれる黎明期のニューヨークジャズ、その明るく軽快な息吹を感じよう。