1940年代 ジャズ&ポップ ベスト

1940年代 ジャズ&ポップ ベスト

1940年代は、ホットなジャズやクールなバラードを得意とするポップシンガーなど、新世代のアーティストたちがスポットライトを浴びた時代だ。フランク・シナトラが一世を風靡(ふうび)して、これまで一部の愛好家たちの音楽だったジャズをポップミュージックの世界に持ち込み、クラブからラジオへと流行のメディアを変えてしまった。一方、ジャズの世界では、ディジー・ガレスピーらビバップの変革者の台頭によって、ビッグバンドなどのスウィングジャズの王者たちが衰退。この流れはジャズがその後に発展するための新たな方向性を示す地図となった。第2次世界大戦中は、ミルス・ブラザーズやアンドリュース・シスターズのような甘いハーモニーのコーラスグループがラジオを席巻、そこにジャズやジャンプブルースなどの影響が加わり、多くの聴衆に幅広いジャンルの音楽に触れる機会を与えることに貢献。またハンク・ウィリアムスのようなカントリーシンガーは、新たなリスナーを獲得してメインストリームの世界に表現の場を広げるなど、かつてないほどジャンルの境界線が曖昧になっていった。さまざまなジャンルのケミストリーによって今日のポップミュージックの礎となった1940年代の音楽を楽しもう。

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