駒沢裕城:セッションミュージシャン

駒沢裕城:セッションミュージシャン

ペダルスティールギターの名手として、長年にわたって世代を超えて多くのアーティストの作品に参加している駒沢裕城。1971年、はっぴいえんどのアルバム『風街ろまん』のレコーディングに参加して注目を集め、小坂 忠とフォージョハーフ、はちみつぱい、久保田麻琴と夕焼け楽団などのバンドで活動。また荒井由実、大滝詠一、細野晴臣、矢野顕子など多くのアーティストのレコーディングやライブをサポートして、日本のポップミュージック界においてペダルスティールギターという楽器の確固たる地位を確立させた。どんなタイプの楽曲にも優しく寄り添うツボを押さえた演奏は、世代を超えて、多くのアーティストから熱い信頼を得ている。1996年には、自らのユニットRing Linksを結成。またソロアルバムもリリースするなど、現在もペダルスティールギターの可能性を追求しながら精力的な活動を続けている。ここでは駒沢裕城の参加した代表的な楽曲をセレクト。初期のセッションから、全面的にフィーチャーされて実質ソロデビュー作となった『多羅尾伴内楽團Vol.1』、そして、名演として知られる荒井由実の「やさしさに包まれたなら」、矢沢永吉の「時間よ止まれ」など、漂うような調べで楽曲の良さを引き出す唯一無二のサウンドを楽しもう。