SAYEGUSA &Eが親子で楽しめる楽曲をお届けsする「音楽と文学のマリアージュ」。Vol.２は「フランツ・シューベルト × ゲーテ」から生まれた歌曲《魔王》をご紹介します。オーストリア生まれのシューベルトは、31年の短い生涯の中で600曲以上の歌曲を遺した“歌曲王”です。代表作として知られる《魔王》は、敬愛する同時代の文豪ゲーテ (1749- 1832) の詩に触発された18歳のシューベルトによる力作です。親子を乗せて疾走する馬を イメージしたピアノの3連符と、怯える我が子守ろうとする父親の姿。そしてその背後に 迫りくる魔王を描いたこの作品は、音楽が人の感情に訴えかける力や想像力を養うのにぴったり。今も昔も音楽室の定番です。男声＆女声版のほか、リストによるピアノ編曲やオーケストラ伴奏版など、様々な編曲が存在する人気曲です。 クラシックソムリエの田中泰さんがセレクトした必聴の６つのバリエーションをお楽しみください。 １．女声版: ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、ジェフリー・パーソンズ (ピアノ) ２．男声版: ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ (バリトン)、 ジェラルド・ムーア (ピアノ) ３．ベルリオーズ編曲による、オーケストラ伴奏版: アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾソプラノ)、クラウディオ・アバド指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団 ４．リスト編曲によるピアノ独奏版：エフゲニー・キーシン ５．エルンスト編曲によるヴァイオリン独奏版： ギドン・クレーメル ６．エルンスト編曲によるピアノ独奏版：オレグ・マイセンベルグ