郭富城 (Aaron Kwok)：ラブソング

躍動感あふれるダンスナンバーに対し、切々と歌う純粋な恋の歌。両極の一端を担うラブソングは、まさに郭富城 (Aaron Kwok) の真骨頂だ。俳優として年々渋さも増しているが、少年のように無垢なきらめきも見せる本質は、ここでも鮮やかに開花する。メロディはしっとりとした歌謡から風薫るフォーク調まで。高めの声質でのささやきは恋人だけの時間と空間…一対一の関係性を強く意識させる。その風貌と等しく丹精で、同時に母性本能もくすぐる。