楊千嬅:愛についての全て

楊千嬅:愛についての全て

Apple Music

「25年間のキャリアを通して、私を支えてくれて、指導してくれた友人たちに、とても感謝しています」と、香港ポップスのスターであり、数々の賞に輝いてきた女優でもある楊千嬅 (Miriam Yeung) はApple Musicに語る。キャリア25周年を迎えた2020年、感謝の気持ちこそが、彼女が大切にしてきた価値観であり、特に『MY Gratitude(私の感謝の気持ち)』と題された年末のツアーがパンデミックにより無期限延期となった今はなおさらだ。「人生とは進歩することであり、その過程で失敗することでもあります。手を差し伸べてくれた友人には感謝するべきです」

常に山あり谷ありの人生において、最もやりがいのあることは、自分を後押ししてくれた人への恩返しだ。「このプレイリストは、愛や人生の難しさをテーマにキュレーションしたもの。どれだけ難しくても、解決するために必要なのは愛なのです。ここに並ぶ楽曲があなたを元気付けて、愛を感じてもらえることを願っています。どうかみんなが愛し方や愛され方を知ることができますように」と楊千嬅は語る。香港ポップスのアイコンによる名曲と、新進気鋭のアーティストによるヒット曲をミックスしたこのプレイリストでは、香港ポップスの今と昔が垣間見られる。「私は熱狂的なダニー チャンのファンだから、少し偏っています。いまだにファンの一人なんです。ファンとして『一生何求』が大好きだったのですが、人生の異なるライフステージで再び耳を傾けると、さらにたくさんの発見があるんです」。それと同時に、林家謙や馮允謙といった新進気鋭のアーティストは、気分や感情、人間関係に対する視点を、音楽を通してリフレッシュしてくれる。定評のあるプロデューサーである林家謙について楊千嬅はこう語る。「曲にとても私的なスタイルを吹き込んでいます。それは曲作りにおいて一番難しい部分。この曲もあの曲も彼にしか伝えられないのだと感じることができます」と。そして馮允謙についてはこんなコメントを寄せた。「彼のライブパフォーマンスが大好きなんです。その理由は、とても上手に、そして満面の笑みで歌うから。心の中から光り輝くような、そんな幸せを感じます。とても魅力的なんです」

新年を楽しみにしている楊千嬅のキーワードは「良い生き方をする」こと。彼女とSupper Momentのコラボレーション曲「現在就是最後的意願」は、今この瞬間をつかむためのロックアンセムだ。「良い生き方をするのは簡単ではありません。多大な努力と情熱が必要です。常にポジティブな考え方をする必要があるのです。みんながこの曲を気に入ってくれたらうれしいです。そして、健康的で良い生き方ができますように」