山口百恵:ラブソング

山口百恵:ラブソング

清純な少女が、異性への思いを際どく歌うさまがセンセーショナルだったデビュー当初。その歌はやがて力強く大胆な歌唱表現へと変化を遂げ、20代に入る頃には嫉妬の感情や奥深い愛情を歌い上げるまで、大きな広がりを見せていった。この背景には、女性の恋愛観や生き方、社会的な立場が変容した1970年代という時代性もあるだろう。彼女が14歳から21歳にかけて歌った名作の数々は、その時代に生きた一人の女性の成長と変化を追体験させてくれるだろう。

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