ハープの世界

ハープの世界

狩りに使った弓が起源といわれ、旧約聖書でダビデが奏でているハープは、非常に長い歴史を持つ楽器だ。現在のものに近い構造を持つ47本の弦を張るハープは18世紀末に登場し、その後100年以上にわたってさらに改良が続けられた。そしてロマン派のオーケストレーションの中で魅惑的な質感と天上の響きを生み出す楽器として大きく貢献したハープは、サロンコンサートでも人気を博し、貴族の食卓にオペラの幻想曲を届ける役割も果たしたのだ。またバッハによる名作『ゴルトベルク変奏曲』のハープ版に代表される、さまざまなジャンルにおける名曲のハープのためのトランスクリプションは、原曲に夢心地の響きを加えるものとしてハーピストたちに愛され、リスナーを魅了している。

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