

2023年も、前年に続きJ-Popシーンで活躍するアーティストによるアニメに寄り添ったヒット主題歌が多数生まれた。世界的なヒットとなったYOASOBIによる『【推しの子】』のOPテーマ「アイドル」や、キタニタツヤが手掛けた『呪術廻戦』のOPテーマ「青のすみか」など広く支持を集めた楽曲が発表され、中島みゆきによる自身初のアニメ主題歌「心音(しんおん)」も話題に。また、多数誕生し続けるアイドルを題材にした作品においては『BanG Dream!』シリーズ発のリアルバンド、MyGO!!!!!が注目を浴び、新主人公が登場して物語の節目を迎えた『ポケットモンスター』OPテーマを歌唱するシンガーソングライターのasmiや、動画投稿サイト発の歌い手シユイといった新進気鋭のアーティストも次々に登場。アニメソングというジャンルの持つ色鮮やかさが、ますます増していくことを予感させる一年となった。