

ブラジルの港町フォルタレザ出身のシンガー Wesley Safadão の最初のキャリアとなったのが、フォホーのサウンドをベースにしたバンド Garota Safada。リードシンガーとして確固とした地位を築いた後はソロに転じ、定評のあった躍動的なライブと共に注目された。そして、4万人もの観客の前で歌ったスタジアムコンサートの模様を収めた2015年のデビューアルバム「Ao Vivo em Brasília」が空前の大ヒット。すべての人々の心を喚起させるかのようなダイナミックな歌声、甘美なハーモニーに添えられるモダンな伴奏が、彼らしさを演出する鍵といえるだろう。ここでは、ライブ音源を交えてそのポイントをひも解く。