はじめての Talking Heads

はじめての Talking Heads

1970年代半ばに登場した Talking Heads は、ニューヨークパンクの知的側面を象徴するバンドとして知られる。特にブライアン・イーノと組んだ2作目「More Songs About Buildings And Food」以降における革新的な音作りは、パンクの可能性を大きく広げた。エイドリアン・ブリューをゲストに迎えた1980年発売の4作目「Remain In Light」では、アフリカ音楽を咀嚼したポリリズム・サウンドも展開するなど実験性をさらに推し進め、1980年代のワールドミュージックムーブメントを先取りすることとなった。ビジュアル演出を含む強いアート志向も彼らの特徴で、ジョナサン・デミ監督によるライブ・ドキュメンタリー『Stop Making Sense』は音楽映画の歴史的傑作として名高い。

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