アメリカのインディーレーベル・DFA Recordsの主宰であるジェームス・マーフィーによるソロプロジェクト。2000年中盤のアメリカンインディームーブメントを担うバンドの一つである。軸となるアプローチは、パンキッシュなサウンドとエレクトロなダンスサウンドの融合。2000年代後半から拡大したニューレイヴのムーブメントにも影響を与えている。2011年に惜しまれつつも活動を休止した。最後となったアルバム「This is Happening」は、自身がかつて影響を受けたグラムロック的な要素や1960~1970年代のアメリカン・クラシックロックを思わせるナンバーなど、ジェームスのバックボーンを大いに感じさせる意欲作となっている。