

DJだった父親の影響から、わずか13歳にしてクラブでのDJ活動を開始した、米・ニュージャージー州出身の Kerri Chandler。彼のDJのスタイルはレコードをプレイするだけではなく、キーボードやパーカッションなどの楽器を持ち込み、実際に演奏した音を重ねていくライブに近いもの。クリエイターとしては太く厚みのあるバスドラムと、流麗なフルートやサックス、きらめく光の粒を放つようなキーボードを絡み合わせたディープハウスを生み出している。ソウルやゴスペルを思わせるヴォーカルをフィーチャーしたヴォーカルハウスも多数制作。これらの楽曲にはブラックミュージックの伝統が随所にちりばめられている。