

2006年シアトルの名門インディーズ・レーベル、Sub Pop RecordsからEP「Fleet Foxes」でデビューした5人組。シアトル、Sub Pop Recordsといえばニルヴァーナに代表されるグランジやノイジーなロックを思い浮かべるが、彼らの音楽はアコースティックを前面に出し、バンジョー、マンドリン、ピアノ、フルート他、多彩な楽器で表現されるネオフォークと呼ばれる牧歌的なサウンド。特にフロントマンの Robin Pecknold を要に、4声で織りなす美しいコーラスワークは、深いエコー感のある独自の音響効果と共に、壮大できらびやかな世界観を作り出す。2枚目のアルバム「Helplessness Blues」のヒットによって、早くも世界的ロックバンドの地位を手に入れた。