

ニルヴァーナのカート・コバーンに多大な影響を与え、デヴィッド・ボウイも絶賛したシンガーソングライター。10代の青春期を自宅にこもって最愛のビートルズを聴き続け、その後、心の病と闘いながらも純真無垢な楽曲を作り続けた。1980年代前半より街頭で歌い、自宅で録音したカセットテープを配布するという形で作品を発表。それが地方紙に取り上げられたことから全米に知られるようになる。そうした彼の半生は2005年にドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』として公開された。シンプルで味のあるギターやピアノに乗せて歌う純真なメロディは、聴く者の心を洗い清めてくれる。