

はじめての 紫雨林 (Jaurim)
Apple Music
1997年にデビューし、ダンスポップ全盛の韓国音楽シーンでチャートに食い込める数少ないロックバンドとして人気を集めた。初期にはエッジの効いたギターサウンドを前面に打ち出し、時に退廃的でさえあるオルタナティブな世界観で若者の圧倒的な支持を集めたが、その後は突き抜けたポップチューンも発表し、より広い層のリスナーを獲得した。ハードなロックから叙情的でしっとりとしたバラードまで、どんな曲でも紫雨林ならではのカラーを感じさせるのは、ソロ歌手としてもカリスマ性を発揮する紅一点、キム・ユナのヴォーカルによるところが大きいだろう。韓国を代表するロックバンドと言っても過言ではない、円熟したパフォーマンスを楽しみたい。