1983年に彗星のごとくデビューしたシンガーソングライター、尾崎豊。若者たちの孤独な思いをしゃがれた声で歌い上げるスタイルはもちろん、高校を自主退学したプロフィールも反社会体制のシンボルとしてファンに支持され、10代のカリスマと呼ばれるようになった。行き場のない若者たちの気持ちを代弁する歌として、今も語り継がれるシングル "15の夜" や "卒業" をリリース。今後の活動に期待が寄せられた矢先の1992年に、26歳という若さで急逝した。彼の死後、ファーストアルバム収録のメロウなナンバー "OH MY LITTLE GIRL" がドラマ主題歌に起用されるなど、その遺志は次の世代へと受け継がれることになる。