

日本画家の千住博、作曲家の千住明を兄にもち、名器、ストラディバリウスの奏者としても知られるバイオリニストの千住真理子。幼少期から数々のコンテストで優秀な成績を残し、1977年日本音楽コンクールでは最年少の15歳で優勝。大学卒業後、ロンドンやローマなどで演奏会に参加するようになり、その実力を世界に見せつけた。2002年、ストラディバリウスと運命的な出会いを果たし、その愛器と真摯に向き合う彼女。ときにやさしく、ときに迫力あふれる演奏で、楽器と一心同体となっていく。その音色は美しく、心に深く沁み渡る。