はじめての 三山ひろし

はじめての 三山ひろし

その歌声に“ビタミンボイス”という呼び名を持つ演歌歌手、三山ひろし。これは聴く人の心に元気をもたらすという意味から来ており、のびやかで豊かな歌声が人々を魅了している。出身は高知県で、歌手を目指すと決心したのは小学生の頃。中学からは家庭を新聞配達のアルバイトで支え、高卒で上京してからはウエーターの仕事などで生活し、夢がついにかなったのは「人恋酒場」(2009年)でデビューを飾った28歳の時だった。そしてNHK紅白歌合戦初出場は「お岩木山」(2015年)を引っさげてのデビュー7年目と、生き方に我慢強さと固い意志が備わっている人なのである。加えて、“けん玉さん”の愛称を持つほどけん玉の腕前が有名だったり、カブトムシのブリーダーや落語といった多方面へのチャレンジが多かったりするのも、すべては歌のエネルギーにするため。そんな三山が真っすぐに歌い切る演歌は、ファンの心に大きな活力を与え続けている。

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