はじめての レオニダス・カヴァコス

はじめての レオニダス・カヴァコス

1967年にギリシア・アテネの音楽一家生まれたレオニダス・カヴァコスは、1985年のシベリウス国際音楽コンクールと、1988年のパガニーニ国際音楽コンクールで優勝し、一躍名前が知られるようになった。鮮やかな技巧を駆使しつつ、知的で冷静なアプローチを決して崩さない音楽作りが特徴で、現代最高のバイオリニストの一人に数えられる。2012年に名門デッカと専属録音契約を結び、その第1弾にあたるベートーヴェンの「バイオリン・ソナタ全集」(ピアノはエンリコ・パーチェ)は高い評価を得た。レパートリーが幅広く、リサイタルや室内楽にも力を入れている。使用楽器は1724年製ストラディヴァリウス、Abergavenny。