

楽しく爽快、ポップでパンク。大阪芸大の軽音楽サークルのメンバーによって結成され、その後、あっという間にインディーズシーンを席巻。2016年にメジャーデビューを果たしたヤバTことヤバイTシャツ屋さんは、ジャンルやファンの世代を超えるほどの人気を誇るバンドだ。ヴォーカル/ギターのこやまたくやの歌には、一人の若者のどうしようもなくリアルな生活感があり、その小市民的な魅力にはまった一般層まで支持が拡散。意外性のある演出や爆笑ネタを仕込んだライブも魅力で、とにかく聴き手を楽しませようという心意気は、さすが関西出身と思わせる。そして肝心の音楽のクオリティーが高いのもポイント。ともあれ、目を離すことができない3人組である。