

フランク・シナトラと並ぶ白人ジャズヴォーカルの最高峰として知られるメル・トーメは、1925年9月13日生まれのシカゴ出身。子供の頃からショービジネス界で活動し、ピアノやドラム、作曲と編曲法もマスターした。1947年から本格的にソロシンガーとしてのキャリアをスタート。抜群の歌の上手さからライブアルバムを多くリリースし、すぐれたリズム感の持ち主でスキャットの名手としても知られる。都会的で洒脱なアレンジを好み、マーティ・ペイチら、多くの西海岸のミュージシャンと共演、ときには自ら楽曲のアレンジも手掛けた。代表曲を集めたこのプレイリストでは、楽曲、アレンジ、演奏、歌など、その全てが一流の贅沢な時間を堪能できる。