はじめての ムーディー・ブルース

はじめての ムーディー・ブルース

イギリス・バーミンガムで1964年に結成されたこのロックバンドは、当初R&B系だったが、ジョン・ロッジとジャスティン・ヘイワードの加入後に発表した2枚目のアルバム「Days Of Future Passed」からメロトロンやオーケストラを大々的に導入し、シンフォニックな音作りへと変わっていった。1972年に再発されて大ヒットした "サテンの夜" は日本でもお馴染みだ。最も早くプログレロックの扉を開いたバンドと言っていいが、現在に至るまで、親しみやすいメロディを前面に立てるスタイルは一貫している。特に1980年代以降は、一段とポップかつシンプルな方向を目指し、アメリカでも大きな成功を収めた。