1958年、ミシシッピ州に生まれたマーティー・スチュアート。12歳の頃からブルーグラスバンドの一員として活動をはじめ、ジョニー・キャッシュなどの伝説的なカントリーミュージシャンのバックバンドを経て、1989年、ファーストアルバム「Hillbilly Rock」でメジャーデビュー。同タイトルのシングルがカントリーチャートのトップ10入りを果たす。当時流行していたトラディショナルカントリーとは180度異なり、ロックスターのような派手な衣装に身を包み、ロカビリー要素の強いエレクトリックカントリーを軽快に鳴らす彼の音楽は瞬く間に人気を獲得。盟友トラヴィス・トリットとともに、1990年代のカントリーシーンをけん引する存在となった。