はじめての マックス・エマヌエル・ツェンツィク

はじめての マックス・エマヌエル・ツェンツィク

マックス・エマヌエル・ツェンツィクは、1976年にクロアチアの首都ザグレブの音楽一家に生まれた。その才能は早くから注目され、10代の前半からウィーン少年合唱団のソリストを務めた。その後は当代きってのカウンターテナーとして国際的に活躍。最大の魅力はヴェルヴェットのように滑らかな美声で、どこまでもリスナーの耳にやさしく、短い音符の高速フレーズを正確に歌いこなす高度なテクニックも持ち合わせている。歴史の中で埋もれてしまった名曲に光を当てる活動でも知られ、このプレイリストでも彼の見事な歌唱によってよみがえった、18世紀イタリアやドイツの知られざるオペラからの名曲をたっぷりと楽しむことができる。