はじめての ボブ・ウィルス

はじめての ボブ・ウィルス

カントリーミュージックの中でも、特にフィドルを前面にフィーチャーし、ジャズの要素を加えたものがウエスタン・スウィング。1930年代のアメリカ南部テキサスで始まった。もともと聴くためというより、踊るために作られたものとされているが、そのウエスタン・スウィングの先駆者がボブ・ウィルス。滑らかなフィドルを彼が奏で、盟友・トミー・ダンカンがスイートな歌声を響かせれば、たちまちその場がおしゃれな1930年代のダンスフロアに。まだロックが誕生する以前の音楽だが、"Ida Red" など、後のロックンロールとのつながりを感じさせる楽曲も。