ファンク、ソウル、ロック、ジャズなど幅広いジャンルを取り入れた個性豊かな作品を発表し続けたプリンス。1978年のファーストアルバム「For You」は、作詞作曲から楽器演奏、プロデュースまで全てをみずから手掛け、その天才ぶりを発揮。1982年発売のアルバム「1999」でブレイクし、1984年の「Purple Rain」は同名の自伝映画のサウンドトラックとして発売された作品だが "Let's Go Crazy"、"Purple Rain" など収録曲がシングルとしても次々にヒットしたことで、トップアーティストの地位を確立。自身の活動以外にも多くのアーティストに楽曲提供やプロデュースを行うなど、常に時代の最先端を行くプリンスはまさに唯一無二の存在だった。