

A&Mレコードの創始者の一人であり、自らがA&Mレコードの専属プレイヤーでもあり、幾多のミリオンセラーを生み出した。初期はティファナ・ブラスと名乗ったグループ名義で活躍。この時代の曲は現在でもCM等で耳にする機会も多い。メキシコのマリアッチという2本のトランペットが、3度でハモったメロディーを奏でるスタイルを基本に、さらに洗練させたポップスに仕上げている。個人名義のレコーディングになってからは時代の流れに乗って、南国ムードよりはブラック系フュージョンの色合いを濃くしている。ジャズの熱いアドリブ、といったものを期待すると見事に裏切られる、という事を良い意味で付け加えておこう。