1957年出身。1970年代からフォークグループのひまわり（해바라기）や演劇の舞台で活躍し、1986年に満を持して公式のソロアルバムを発表。その一方で、伝説のバンド、新村ブルースでもリードヴォーカルを務めた。1988年リリースのセカンドアルバムは韓国音楽史に残る名盤となっている。フォークやロックから歌謡曲まであらゆるジャンルを歌いこなすが、真価を発揮するのはブルース。ハスキーかつパワフルな歌唱で圧倒的な存在感を放ち、韓国のジャニス・ジョプリンの異名を持つ。2000年代に入るとテクノやファンクのサウンドを取り入れるなど、音楽性の幅をさらに広げた。迫力のライブ音源を含め、ハン・ヨンエの魅力を堪能できるプレイリスト。