

韓国を代表するコメディアンの一人、チョン・ヒョンドンは、歌手としての顔も併せ持つ。これまでに数々のレコーディングに参加し、EDM、ハードロック、フォーク、ブルースなど、どんなジャンルでも器用にこなしながら、メロディに持ち前の人懐こさをにじませる。中でもヒップホップとの相性が良く、とぼけた感じのラップはコメディアンならでは。彼が書くユニークな歌詞とエッジの効いた完成度の高いサウンドとのギャップは、男女を問わず多くのファンを魅了してきた。その芸風は音楽でも笑いを届けることで厚みを増し、エンターテインメントの世界で独自のポジションを確立したと言えるだろう。