はじめての ソン・メキシカーノ

はじめての ソン・メキシカーノ

スペイン語圏の中で最も多い人口を擁するメキシコは、ラテンポップの中心地として発達する一方で、広大な領土を有する自国の中でもエリアごとにさまざまな音楽を育んできた。メキシコ湾に面したベラクルス州発祥のソン・ハローチョは、ヨーロッパやアフリカから伝わってきた楽器やリズムが融合して生まれた伝統音楽で、代表曲の一つの"La Bamba"は数多くのカバーでおなじみ。同じく世界的に親しまれるマリアッチも、太平洋に面した中部のハリスコ州の発祥で、現在も新しい世代のグループが登場して人気を集めている。その他にも、重厚なホーン・アンサンブルで奏でられるバンダや、国境を越えて米国のロサンゼルスに移住したメキシコ移民によって発展してきたチカーノの音楽など。そんなメキシコ音楽の現在をリードする音楽家たちに、ナタリア・ラフォルカデ、カフェ・タクーバ、ロス・ロボスらのロック/ポップ界の大物も加わり、多様なシーンが見渡せる。

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