はじめての ジョージ・シアリング

はじめての ジョージ・シアリング

1919年、イギリス生まれ。生後間もなく視力を失うが、ピアノに親しみ、やがてジャズと出会いプロとしてデビューした。1947年に渡米し、ピアノにギターとビブラフォンを加えた自身のクインテットを結成。スウィンギーかつクールなサウンドで、一躍人気グループの仲間入りを果たす。1970年代後半にグループが解散した後は、ヴォーカリストとのコラボレーションや、ソロやトリオなど、2011年に亡くなるまで精力的に演奏活動を行った。作曲家としての才能もすばらしく、スタンダードとして親しまれている "Lullaby of Birdland" は彼の作品。両手を使って美しいハーモニーを奏でるブロックコードの名手は、圧倒的なテクニックで華麗なアドリブを披露し、今もなお多くのピアニストに影響を与えている。