はじめての ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

はじめての ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

ジャンクバンド、プッシー・ガロアを解散後、ジョン・スペンサーが求めたのは、ジョン・リー・フッカーなど古典的なブルースアーティストからの影響とパンクの初期衝動を組み合わせたトリオだった。ツインギターとドラムという変則編成で爆音をかき鳴らし、音楽性を加速的に進化させていく。エレクトロニカやディスコ、ハードロックやR&Bなどをブラックホールのように飲み込み、吐き出されたナンバーの数々は強烈なエネルギーを放ち続けている。2000年代に入ってザ・ホワイト・ストライプスやザ・ブラック・キーズのようなバンドが登場し、ジョンスペの存在がのちのメインストリームの起爆剤となったことは明確。