

歌手、女優として1960年代末期からフランスで活躍してきたイギリス出身のジェーン・バーキン。彼女はセルジュ・ゲンズブールとの出会いをきっかけに歌い始め、セルジュの生涯のミューズとしてキャリアを積んでいった。彼女の小鳥のさえずりのようなロリータ風歌唱スタイルはいつしかオリジナルなキャラクターとして賞賛され、多くのフォロワーを生んでいる。1991年にセルジュが亡くなるまではずっと彼の作品だけを歌っていたが、今世紀に入ってからは、さまざまな国の音楽家の作品を取り上げ、またアラブ系音楽家と組んだりするなど、シンガーとして新しい道を進み続ける。