圧倒的なテクニックと幅広い音楽性で、ハワイの伝統楽器であるウクレレから無限の可能性を引き出す演奏家／作曲家。アメリカのハワイ州ホノルルで生まれたジェイク・シマブクロは、母親の影響で4歳からウクレレを弾き始め、20代前半でバンドPure Heartのメンバーとしてプロデビューを果たした。2002年には、EP『サンデー・モーニング』をリリースし、本格的にソロアーティストとしての活動をスタートさせる。ハワイの伝統音楽に敬意を表しながらも、ロック、ポップ、ファンク、ジャズ、クラシック、フラメンコなど、さまざまなジャンルから影響を受けた多彩な演奏スタイルを習得し、ウクレレにエフェクターを使用するなど、次々に斬新なオリジナル曲を生み出した。さらに、これまでウクレレではほとんどカバーされなかった名曲や難曲に挑戦し、わずか4本の弦から繰り出す常識を打ち破るサウンドで世界の音楽ファンを驚かせている。また、映画『フラガール』の音楽を担当するなど、作曲家としても高い評価を獲得。ハワイの自然を愛する“永遠のウクレレ少年”は、今日もジャンルを超えた“Feel Good Music”（本人が自らの音楽を形容する言葉）を追い続けている。